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ビジネストリップとクロルカルチャーコミュニケーション

最高の自分を表現する 成功イメージ戦略

海外でこそ“外見・ノンバーバルイメージ”
良い結果の出るビジネスには、最高のコミュニケーションが不可欠。
その中でもより一層コミュニケーション力が試されるのが海外へのビジネストリップ。
日本のカルチャーだけでなく、国際的なプロトコール(儀礼)や、出向く先の国や接する人の持つ文化と
習慣を理解しておくこと、そして何においても「重要な人物」と一目で理解される第一印象が大切。


機内・空港でのイメージ
まず、その第一印象が試される場が機内。特に日本の飛行機でない場合は
その扱いの違いを顕著に感じることがあるでしょう。それは、ファーストやビジネスクラスであっても、
ポリッシュされていないイメージの乗客よりも、例えカジュアルであってもスマートな印象を与える装いや
振る舞いの乗客の方が、格段に良いサービスを受けることができますし、サービスをする側も
喜んでそのように扱ってくれます。プロフェッショナルも人の子、差別はしないでしょうけれど、
贔屓はします。サービスをする側には、それを果たす義務がありますが、サービスを受ける側にも、
それなりの義務があるということです。サービスしたくなるお客さんになることが大切です。

そして、飛行機を降りてイミグレーションを通るときにも、
実は第一印象の違いで全く扱いが違うということにお気づきでしょうか?
特に、外国に入国する最初の場所、更にここはサービスを受ける場ではなく、審査されるところです。
NYと日本を往復している間に私が実感したのは、装いの違いでイミグレーションの係官の対応が
全く違うことです。

仕事や休暇など、いかなるときでもきちんとしたステータスを持って入国しているにも関わらず、
色々質問をされるあの場所は、どんな人でも、そして何度回数を重ねても、
決して喜んで行きたくなる場所ではありません。しかし、だからこそ、きちんと社会的な立場のあるイメージが
相手に伝わるアピアランスで出向くことで、相手もそれなりの人物と判断し、
不必要な質問をわざわざされることから回避できるのです。

また、いくら職務とは言え不快な質問や失礼な対応をしたとなると、
それがイミグレーションの係官であろうと訴えられてしまうのがアメリカという国。
「社会的にきちんとした立場の人=顧問弁護士が必ず存在し、裁判を起こす力と権利が当然ある」と
分かれば、いたずらに質問をされることもありません。

このように、イメージ戦略的なことを述べましたが、これは決してパワーゲームではなく、
よその国に出かけてゆき迎え入れてもらう為の当然のエチケット。
相手が安心して受け入れてくれるコミュニケーションには、装い振る舞いが不可欠という証拠なのです。


装い・振る舞いのポイント
男性であれば、やはりスポーツジャケット(ブレザーなど)、清潔なシャツ、スラックス、足元もきれいに。
出来ればカバンは肩からかけない。
背筋を伸ばしてしゃっきり立ち、相手の目を見て堂々と話をすること。
これで存在のイメージに余裕が出来、きちんとした人物として相手に判断してもらえます。
自国でない場所であるからこそ、第一印象が全ての決め手となります。英語が得意ではなくても、
堂々と話し相手に向かえば、体が大きい方でなくとも、大きな存在感を与えられることに間違いありません。


海外に向かう道中とその国の入り口、
これは世界を背景にしたご自分のパーソナルイメージを理解する絶好の場所です。
この機会に是非振り返ってご覧になってみてください。

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