【夏季・全国経営者セミナー】事業家・若手起業家…35講師登壇、経営者700名が集う3日間 

日本経営合理化協会の関連サイト
学び上手な社員を育てる 社員教育のすすめ方 | 日本経営合理化協会BOOK&CD・DVD

文字の大きさ

日本経営合理化協会 BOOK&CD・DVD
お電話でのご注文も承っております:03-3293-0041

第22回 ビデオ・DVD教材を使った教え方

第22回 ビデオ・DVD教材を使った教え方

今回は「一対複数(グループ)で学ばせる」方法として有効な「ビデオ・DVD教材」の活用について
見ていきます。



●ビデオ・DVD教材で「できること」「できないこと」


まずは、ビデオ・DVD教材で「できること」と「できないこと」を明確にしておきましょう。
連載第8回でご紹介したように、人に教える際の基本は「4ス テップ」になります。


1.実演する~やって見せる 
2.説明する~言って聞かせる 
3.実行させる~やらせてみる 
4.評価する~良し悪しを伝える


ビデオ・DVD教材で「できること」は、「1.実演する」「2.説明する」の2つです。

「3.実行させる」「4.評価する」は、実際に現場でないと「できないこと」です。
つまり、「実演」「説明」は、頭で「分かる」ことを手助けし、「実行」 「評価」は、体で「できる」ようになることを
手助けするものなのです。当たり前のことですが、ビデオ・DVD教材を見て、頭でわかっても、
体でできるよう にはならないのです。

では、どうしたら「分かる」が「できる」になるのでしょうか?
そこには「練習と経験」つまり、場数を踏むことが必要になります。本人が自分でやってみない と、
できるようにはならないのです。ゴルフレッスンのビデオ・DVDを見て、スイングの仕方を理解したとしても、
実際に打ちっぱなしやコースに出て実践し ないと、ゴルフの腕は上がりませんよね。



●ビデオ・DVD教材の強み

ビデオ・DVD教材の強みは「実演する~やって見せる」ことです。しかも繰り返して見ることができます。
特に、新人の教育に有効です。仕事の進め方、社内 でのホウレンソウ、営業や接客の場面など、
理想的なケースを何度も繰り返し見させることができます。

新人の場合、必要なのは「成功パターン」のすりこみです。こうやれば上手くいくという成功パターンをイメージさせ、
頭で分からせてから、現場に出て試行錯 誤を繰り返し「できる」ようになっていくのです。
新人の場合、そもそもどうやればいいのか「成功パターン」がないと、何をどうやればいいのか分からずに、
途方にくれてしまう場合が多いのです。


もちろん現場で、経営者の皆さんや上司が、営業同行して「やって見せる」こともできますが、
毎回参考になるケースとなるかは分かりません。その点、ビデ オ・DVDですと、
理想的な「成功パターン」を繰り返して見させることが可能です。

ある営業会社では、新人に対して、お客様訪問前に10分程度、あるビデオ教材の訪問シーンを見せて、
成功パターンをイメージさせてから出かけさせています。
「こうやれば上手くいく」というイメージトレーニングを、訪問前の準備としてさせているのです。



●グループ学習「寺子屋式学習法」

ランチェスター戦略で有名な竹田陽一氏は、「寺子屋式学習法」として、
ビデオ・DVD教材を活用したグループ学習を提唱しています。社長あるいは教育担当 者が、
事前にビデオ・DVD教材をじっくり見た上で、従業員にポイントを伝えたり、
本人たちに考えさせたりするやり方です。

ビデオ・DVD教材を使ったグループ学習で大事なのが、「ただ見せない」ということです。
ただ見させるだけだと、従業員はボーっと見ているか、眠ってしま うでしょう。
大事なのは「考えながら」見させることです。

そのために、ビデオ・DVD教材を見せる前に、質問を投げかけておきます。
「それでは、これから10分間、接客の悪い例を見てもらいます。見終わったら、 何が悪かったのか、
何故悪いのかを、グループで話し合ってもらいます。その2点を考えながら、ビデオを見てください。」などと
言った上で、ビデオを見せる のです。

ビデオ・DVD教材という一つの題材を使って、従業員同士に話し合いをさせると、色々見えてくるものがあります。
同じものを見ても、人それぞれとらえ方が 様々な場合があるからです。
ビデオ・DVD教材という他者の例を見せて、自分たちの行動をふり返らせる。
「人の振り見て我が振り直せ」を実践させやすいの が、ビデオ・DVD教材なのです。

以上、ビデオ・DVD教材を使ったグループ学習について見てきました。次回もお楽しみに!

バックナンバー

2010.06.11
第24回 外部講師を呼んでの社内研修
2010.06.11
第23回 社外セミナーの受けさせ方
2010.06.11
第22回 ビデオ・DVD教材を使った教え方
2010.06.11
第21回 会議・ミーティングでの教え方(2)
2010.06.11
第20回 会議・ミーティングでの教え方(1)
  1. ≫記事一覧

経営コラムニスト紹介

株式会社ラーンウェル 代表取締役 関根 雅泰(せきね まさひろ)氏

関根 雅泰
(せきね まさひろ)氏 株式会社ラーンウェル 代表取締役

自らどんどん仕事を覚え・つくりだし、責任のある仕事をこなし、
あっという間に職場の中心人物になる。

そんな、社内の中心人物になる、「デキル社員」を育てるプロフェッショナル。
仕事のデキル社員=仕事の覚えが早い=学び上手であるという共通点に着目し、
「学び上手・教え上手」を育成・指導するラーンウェルを設立。
人材育成の「みえる化」をすすめ、社員教育の仕組みづくりを構築。
「社内研修のあり方、やり方」、「社外研修の選び方、活用方法」、
「研修教材の効果的使い方」など、人材育成に関する様々な講演をこなすとともに、
多くの著書を執筆。特に、新入社員を「学び上手」に育て、
先輩社員を「教え上手」に育てあげることには、定評があり、
年間 1000人を超える人材の育成指導にあたっている。

1972年埼玉県生まれ。高校卒業と同時に渡米し、
95年に州立南ミシシッピー大学を優秀学生として卒業。
96年に帰国後、学習教材の訪問販売会社に営業職として就職。
99年に企業内教育コンサルティング会社に転職、最年少講師としてデビュー。
05年に「学び上手・教え上手」を育成するラーンウェルを設立、代表に就任。

【関根雅泰氏の社員教育CD】
「社員教育のすすめ方」CD

【主な著書】
「教え上手になる!大人を相手の教え方」
(2006年 発行:クロスメディアパブリッシング・発売:明日香出版)

「早く一人前になるための仕事の覚え方」
(2006年 発行・発売:日本能率協会マネジメントセンター)

「営業に役立つコミュニケーションのポイント」
(2006年 発行:クロスメディアパブリッシング・発売:明日香出版)

「仕事の教え方」
(2007年 発行・発売:日本能率協会マネジメントセンター)

関根雅泰氏の経営コラムに関するお問い合わせ